1958-09-11 第29回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
それでありますから、これらのおくれて出発した国々は手を携えてやっていくことができる、こういうことが一応考えられたわけでありますが、そうしますと、それとほとんど同じ時期にスタートを切つた日本は、一体どうなるのだということを強く感ぜざるを得なかったのであります。
それでありますから、これらのおくれて出発した国々は手を携えてやっていくことができる、こういうことが一応考えられたわけでありますが、そうしますと、それとほとんど同じ時期にスタートを切つた日本は、一体どうなるのだということを強く感ぜざるを得なかったのであります。
それは敗戦に伴って、きわめて乏しくなつた日本の土地の高度の利用、それからできるだけ、先ほど申しましたような農業内部での労働の完全利用の途を開くこと、あるいはまた、農業における資本の効率化という問題、そうしてこれを通じて農家の所得を高めるということが課題なわけでありますが、そういたしますというと、この段階での食糧増産というものは、決してかつてのように、いわゆる米麦、イモのみの食糧生産はでなくて、それにいわゆる
かりに現在のような条約体制の中で米軍が引揚げましても、あとに残つた日本の軍隊は、やはり条約で縛られましたいわゆるアメリカの防衛のための軍隊でありまして、この条約体制がかわらない限り、あなたのお考えのように、日本の憲法をかえても自衛軍にはなり得ないのであります。アメリカとの条約をかえること、あるいは廃棄することがほんとうの意味において自衛軍をつくる根本の要件であります。
戦前の軍国主義の裏づけとしておつた日本農業と、今日世界自由貿易下における日本の農業のあり方というものとでは、どうしても世界農業のへ圧迫をひしひしと身近に考えなければならぬということを考えますときに、なるべく早くこの一環として日本農業があり得るという立場に指導して参ることが必要じやなかろうか。決して私は生産費を割つてかまわないというような考え方は持つておりません。
日本は長い間近隣に対して侵略主義をとつておつた、それは事実でありまして、そこでアジア人の憎悪の的にはなつておるけれども、それにもかかわらずアジア諸国民が日本が偉いというようなことを言つておつた一つの原因は、外国の帝国主義に対して日本は立派に肩を並べて対抗しておつた、日本から言えば自慢にもならないことだけれども、アジア人がそういうことで日本人を憎みながらも、日本人は偉大だということを言つておつたその心持
第三の問題として、現在の経済危機の根本原因は、独立を失つた日本がMSA体制のもとに戦争準備をやつているからである。この危機を救うものは中ソ貿易を拡大する以外にはない。この点については、小笠原大蔵大臣でさえ、昨日の演説において、中ソ貿易の拡大を述べざるを得なくなつている。ところが、今までの中ソ貿易を阻害して参つたものは、これは明らかに政府である。
しかし少くも国会における最高の国政調査権に基いて、その調査をいたします場合、われわれは国民大衆とともに日本の政治をきれいなものにしなければならない、こういう意図のもとに、しかもわれわれ国民大衆の血税によつてでき上つておつた日本開発銀行から、多額の不正な融資が行われ、その多額の不正な融資を中心といたしましてあのリベートというものが問題になつたのであります。
これは新しい憲法下でありますが、占領軍が撤退し、完全に独立国家になつた日本としての最初の逮捕請求であります。第三段としては、将来の国会議員に対する逮捕請求という問題であります。こう三つにわけられると私は思うのであります。これは議論をするのではありませんが、非常に重大な問題だろうと思います。
それはアメリカの管轄権に従つた日本の私人が、アメリカ国内法上の権利としてアメリカ政府に要求するのでありまして、日本政府は全然関与しない問題であります、それは丁度アメリカで土地を持つている日本人は、何も日本政府とは無関係であります。
○受田委員 今の福田さんの質問に関連するのですが、この間英国労働党の議員がやつて来たときに、羽田空港においてその取扱いがはなはだ冷淡であつて、税関その他の調査なども非常に厳重であつて、英国議員団も、中共やソ連に行つたときと違つた日本の冷淡さに、入国手続の上におけるはなはだ不親切なるやり方に、不満があつたようですが、これに対しては、日本政府としては、そうした外国のお客さんを迎える場合には、特に筋のわかつたお
その命を受けて中国に潜伏しておつた、日本軍の特務、これが第一の罪状でございます。そのほか私が北京におきまして、日本人救済会というのを北京解放後三回ばかりやりました。もちろん中国におきまして、日本人が北京、ことに首都北京でそういう組織を作り上げることは、解放後禁止されておりました。従つて日僑の、昔ありました自治会というようなものも解散されておりました。私どもはそれに反対いたしました。
、最初は治療の万全を期して行つたら何とかこれらの放射能の体内からの余灰、並びにそれによる機能の障害を食いとめ得るのではなかろうか、またそういう方法を最大限度にいたしたいという熱望をいたしておりましたので、必ずしも悲観をいたした治療ではなかつたのでありますけれども、ただいま申しましたように、放射能による傷害の治療におそらく経験の度が少い点もありますし、——しかし現在ありますあらゆる科学の最高度を行つた日本
前にあそこは問題になつた、日本が棒杭を立てた、棒杭を立てて日本領土だということを明らかにした。だから向うがそこへ上陸して棒杭を立てて占拠するであろうというふうにお考えになつていなかつたんじやないか。つまりあそこへ棒杭を立てたけれども、向うがやつて来て上るのを防ぐというか、とにかくそういうような措置を講じてなかつたんじやないですか。
○鶴見祐輔君 併しブラジルの中でもこの前の移民審議会が同数で、僅かに議長の採決で日本人を入れることの反対が押し切られたという事実もありますから、あれだけの、近来南米で出たことのないような偉い政治家が日本に厚意を持つておつたという背景でできておつた日本とブラジルの関係と今日のブラジルとの関係は、少し違いはしないかという私は感じがするのでありますが、その際でありますから、なお私は、このブラジルの問題について
そこで私がくどくどとお尋ねするのは、これを機会に日本の南米政策と言わないまでも、ブラジルに対する政策をもつと根本的な対策をお作りになるのだという意気込みでおいでになつて、若い外務省の方々もイギリスやアメリカへ行くだけが目的ではないのであつて、本当にポルトガル語を一生の言葉として勉強するだけの人を養成されて新らしい進路を求めて、この行き詰つた日本の将来を開拓する。
ただ非常に賞揚されて言われますのは、事変中日本から持つて行つた日本種の米が普及されているそ。れが非常にいいわけで、現に五千五百トン輸入をいたしておる。その米は非常に良質のものであつたということは私どもも承知いたしております。
我々が後進国だと再つておつた国が、もうすでにみずから生産力を増強して、日本で折角出したいと思う物を、向うで生産するというふうになつて来た、或いは又ヨーロッパ各国においても、或いは米国さえ、その当時必要としておつた日本の物を買付けない。或いは買付ける必要がなくなつたものは、品目にもたくさんあることは御承知の通り。或いは生糸にしてもそうでしよう。或いは又陶器類にしてもそうでしよう。
若しアメリカ軍側が大規模な予算削減をして、そうして日本に駐留する軍隊の経費というものはそれだけ減るならば、それに見合つた日本政府側の防衛分担金の節減ということも当然外交交渉によつて解決するのではないか、そうであるとするならばそういうような部面の額というものをやはり労働者の失業対策の部面に十分に廻してもらいたいということ々是非御検討願いたいのであります。
それでいろいろ今度の医者の例の問題に関連して、かなり方々の税務署を歩いてみた、また医者の実態を調べてみて感じた、それで申し上げるのでありますが、元来戦争で非常に日本は蓄積を消耗した、また敗戦によつて領土も四割五分も失つた、そういうふうに非常な蓄積を失い、領土を失つた日本が、消費水準だけが戦前の最高水準をはるかに越えておるということ、まあ奇異なる現象でありますけれども、この奇異なる現象がどうして可能になつておるかという
特別委員会は、これら残留者の早急なる引揚げ促進に関し、その具体策を樹立すべく、残留者の事情と抑留当該国に対する折衝等に焦点を集中して調査いたし、その交渉の衝に当つた日本赤十字社の代表及び第一次、第二次ソ連地区引揚者を委員会に招致して、その詳細なる陳述を得たのであります。
自分たちがつくつた日本米は石八千幾らしかとれない。そして土地改良の金はとられ、肥料費はとられて騒いでいる。ところが外米は石一万二、三千円で買つて来て、それを補給金で安くしているでしよう。それがまた今度工業用にどんどん四千円か三千八百円で売られたのでは、国費もたまらなければ、農業をまじめにやる人もなくなる。